【ゆのもと探訪④湯本周辺おすすめ散策前編

ーーー「海の駅・湯がっぱ」がある壱岐島・湯本地域には、地域住民が大切に紡いできた古い歴史がある。

そこには、島民にも知られざる壱岐の姿が隠れている。

「ゆのもと探訪」は、その魅力を少しでもお伝えするための文章を記すものである。

 

 

今回は、これから初めて湯本を訪れる方のために、湯本周辺のおすすめ散策コースの紹介をしよう。

まず、「湯本温泉マップ」を手に入れよう。各旅館、海の駅湯がっぱ、飲食店などで手に入れることができる。モデルコースがいくつか設定されていて、今回は、軽く4キロの散歩コースを歩いてみる。

茶色の線で示したルートが今回歩いたルートである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一箇所目のチェックポイントは「海の駅 湯がっぱ」だ。自動販売機もあるので、暑い夏はここで飲み物を買ってから出発だ。その他に、フリーWi-Fiもある。

「湯がっぱ」を右手に見て、進むと、「旅館 長山」という看板が見え、その奥に赤い鳥居がいくつか見える。鳥居のふもとには、「伏見稲荷神社 河童の証文石」と書いた看板があり、河童の足跡の形が神社までの道のりを教えてくれる。

赤い鳥居がいくつも連なっており、その両脇にはお祭りのように提灯がぶら下がっている。夜は毎日、ライトアップされているようだ。

近くの温泉の若女将に聞くところによると、「月曜日にここの神様は降りてくるんだよ」だそうだ。それで今日は少しばかり寒かったがわざわざ月曜日に取材をしている。少し登ると、すぐにお社が見える。お社まで赤く塗られている。伏見稲荷神社といえば、一般的には京都のお稲荷さん(ウカノミタマノオオカミ)のことだが、壱岐にもお稲荷さん信仰があるのだろうか?不思議に思ったが、神社の沿革を記すものがないので知るすべがなかった。今度、ぜひ誰か知ってる人に取材してみたい。

 

結構大きくて、リアルというか、存在感がある。

 

 お参りを済ませ、左手を見ると、河童の石像が二体。その間に「河童の証文石」なるものがある。その後ろには、「河童の証文石」の由来が記されていて、なかなか興味深かった。短く要約してみる。

 『湯本で河童がいたずらばかりしているので、懲らしめようと相撲を取った男がいた。男は、河童の皿の水がなくなると力が出なくなることを知っていた。相撲の前にお辞儀をすると、河童も同じように頭を下げて、皿の水がなくなって、力が出なくなってしまい、男が相撲に勝った。男は、河童が悪さをできないようにと片腕をもいで家に帰ったが、その夜は家の周りにたくさんの河童が集まってきて、「腕を返せ」と言ってうるさくて眠れない。すると男は、「今後湯本で悪さをしないなら腕を返そう。」と言って、石に証文を書かせた。』

 その後、湯本では水難事故などがなくなったと、湯本の人は言う。河童の前を通って坂を上がっていくと、「湯ノ山公園」に出る。湯本湾内が一望でき、春には桜も見所だ。園内には子供が遊べるような遊具もある。海と反対側の階段を下り、古民家が立ち並ぶ小道を行ってみる。

 

 

ここの曲がり道が難しいので注意。

一番最初に出会うのは「白川重屋」と言う酒屋さんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その向かいにはアイスや軽食などを売っている「品川商店」。

どちらも歴史が長い、近所に頼りにされているお店だ。散策の途中でビールが飲みたくなったら「白川重屋」にて調達することをお勧めする。